約40万人の人出でにぎわう中国地方を代表する夏祭り。永禄10(1567年)、戦国時代の智将とうたわれた小早川隆景が、瀬戸内の水軍を統率するために、水・陸・交通の要地である備後の国・三原の湾内に浮かぶ小島をつないで海城を築きました。やっさ踊りは、この築城を祝って老若男女を問わず三味線・太鼓・笛などを打ちならし、祝酒に酔って思い思いの歌を口ずさみながら踊り出たのが始まりといわれ、以来、大衆の中に祝いごとは 「やっさ」に始まり「やっさ」に終わる習わしになったと伝えられています。また、その歌詞は、時代とともに移り変わり、近郷の地唄・はやり唄なども大きく影響。歌も身なりも変化し、踊り方も型にとらわれることなく、賑やかにはやしをとり入れて踊るようになり、はやしことばが「やっさ、やっさ」と声をかけられるところから、いつしかこの踊りをやっさ踊りと呼ぶようになりました。
やっさ踊りは、足の踊りといわれ、動きはあるが決まった踊りの型はなく、はやしのリズムにあわせ、各人各様におもしろく、気やすく踊れるところが魅力。三味線・鉦・太鼓・笛・四つ竹など賑やかなはやしと歌声にあわせ、思い思いの所作で自由奔放に踊る様は、見ている者もそのおもしろさに我を忘れて踊りたくなるものです。
祭りでは、踊りを中心にたくさんのイベントが開催されますが、注目は糸崎沖で打ち上げられる花火。今年のやっさ花火フェスタは、「星降る花火」のテーマのもと、大小様々な6,000発の花々を夜空に咲かせます。迫力ある大玉の打ち上げやミュージックスターマインが今回の見どころです。
祭り名称 | 三原やっさ祭り |
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開催時期 | 2021年 中止 |
開催場所 | 三原駅周辺 |
参加者数 | 74人(踊る人数) 40数万人(来場者数)3日合計 |
参加条件 | 踊り(チームで事前登録、4000~2万円) |
主催 | 三原やっさ祭り実行委員会 |
問い合わせ | 0848-62-6155(三原やっさ祭り実行委員会事務局) |
アクセス | JR三原駅から徒歩すぐ、三原港から徒歩5分 |
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