手を触れずに包丁だけでタイを刺身にして会食する伝統神事。400年前の古文書にも存在が確認されている歴史ある行事で、包丁方の見事なタイ捌きは必見です。当日は午前の祭典に引き続き、午後になるとまず神楽殿で見子の当(社家社人の座)があり、次いで広庭で東座(もとの領家分の座)と西座(もとの地頭分の座)がそれぞれ行われます。東西の座とも、当番が甘酒と大鯛を献饌。最後に「場の魚」と称して、大鯛を特色ある包丁さばきで料理し、やがて直会となります。
この神事は、御当という氏子を中心とした祭祀組織の仕組みと一連の行事であり,慶長3年(1598) の『稲荷御当之覺』の記録とほぼ近い形で今日も行われています。古式をよく伝えている貴重な行事といえることから、昭和56年12月に記録作成等の措置を講ずべき無形民俗文化財に選ばれました。
祭り名称 | 久井稲生神社の御当 |
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開催時期 | 2020年 中止 |
開催場所 | 久井稲生神社 |
参加者数 | 300人 |
参加条件 | なし |
主催 | 久井稲生神社 |
問い合わせ | 0847-32-6029(久井稲生神社) |
アクセス | 山陽自動車道三原久井ICから車で15分、 JR三原駅から甲山行きバスで30分久井国保病院前下車徒歩5分 |