別名「ふとんだんじり」「浜の祭り」と呼ばれる勇壮な祭り。幸崎能地は古来より漁業で栄えた町で、この祭りも豊漁を願って行われてきました。
見所は、何と言っても渡御する神輿を挟む四つのだんじりの激しい練り合いと、要所要所に奉納される獅子太鼓。平和と五穀豊穣、大漁を祈願して奉納されるもので、8人の神童の手によって行われます。38手の打ち手があり、ちゃんぎりや笛、獅子舞も加わり、軽快な中にも優美さを備えています。
1番の特徴は使用するだんじりとそのスタイルで、上に7枚の赤いふとんを飾っただんじりを使い、化粧をして着飾った小学校低学年ぐらいの子どもが「神童」として真ん中に入って太鼓を叩くこと。はっぴを着た男性達が「担いで回せ!」「戻しちゃれ!」など威勢のいいかけ声とともに、だんじりを担いで運んだり、グルグル回したり、いきなり落としたりと……とてもワイルドです。2つのだんじりの担ぎ棒を組んで上に付き上げるところがクライマックス! 平成7(1995)年に、「能地春祭のふとんだんじり」という名称で広島県の無形民俗文化財に指定されました。
祭り名称 | 能地春祭り(ふとんだんじり) |
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開催時期 | 2020年3月28日・29日で開催予定でした能地春祭りは中止となりました |
開催場所 | 幸崎能地 |
参加者数 | 不明 |
参加条件 | なし |
問い合わせ | 0848-64-9234(三原市教育委員会文化課文化財係) |
アクセス | JR安芸幸崎駅から徒歩10分、芸陽バス幸崎線賑橋停留所下車徒歩3分 |